2007年09月21日

あきらめるとは○○こと

パワーストーンの紹介をブログで書こう~~と思い、

書き始めたこのブログ。



…なのに。



 




気づけば、






人の紹介ばっかりやってますぅ~~~











ま、






人もまた、宝石と同じ、




世界に一人しかいない貴重な宝物だから、






それでもいいのかな。







ま、そーゆーことにしとこ~っと。









…でもって今日は、


海洋探検家、白石康次郎さん。







昨日、偶然(必然)にも、NHKの番組、
トップランナーに出演していた再放送があっていたので見ました。





この番組を見る前から、彼のことは知っていたんですけど。






26歳のときに、ヨットで最年少単独世界一周を果たした人。


そして、世界一周単独ヨットレース「5オーシャンズ」クラスIに
日本人として初参加した、


冒険野郎。






本人曰く、「世界一のバカレース」だそうな 笑




このプログを書くのに、彼の公式ページ内にある
プロフィールを見たら、


なんと、1967年生まれ。




おいおい、



…ってこは、私と同い年ってことなんだ。







すっげーーーー。





そしてちょっと同じ年生まれとして誇りに思う人。










そんな過酷なレースに参戦するも、



やはり、前日は、「あ~、明日は雨で中止になんないかな~」と、

思うくらい、憂鬱になるそう。






ヨットレースが雨で中止になるなんてことは「ありえない」のに。






     …なんかわかる~。。。


      私も、ダンサー時代、演目が変わる前日は、
      夢の中でリハーサルを何度もやったしな~

      衣装の早変わりが間に合わなかったらどうしよ~とか、


      今でも、展示会直前まで、
      お客さんがゼロで誰もこなかったらどうしよ~とか、

      私に会いたい物好きとかいるんかいな~とか、

      私のジュエリー欲しい人がおるんかいな~とか、

      …いろいろ思うもん。







そうそう、話をもとに戻します。。。





…レースに出る前は、そんなブルーな白石さんですが、



一旦、海に出ると、一変。



24時間航海、航海、航海。



睡眠は、まとめてとれないので、
(なにしろ一人で航海してるからね)
30分とか1時間ずつ、状況を見ながらとる。


きっと、食事もそうなんだ。



あ、もちろん、海に出てるから…っていって「魚釣り」してごはんに…

…なんて悠長なことはやってなれない。




一瞬の気を抜くことが、そのまま「死」を意味するから。





彼は、ヨットに乗っていて一番簡単なのは、「死ぬこと」だと
言ってました。



…なにしろ、一人で航海しているので、

ヨットから海に落ちればいいだけ。











きょえ~~~。。。。。










ま~、そんな過酷な状況の中、



一人っきりで迎える「クリスマス」はヨットに電飾を飾り、サンタの格好をしたり、

お正月はお正月で法被を着たりと、

色んな「一人遊び」を楽しんでいる。









ヨットレースの航海中は、辛い。







辛くてどうしようもない状況をいかに「楽しむ」か。







…そんな彼の言葉を聞いて、



それって、ヨットレースにかぎらず、人生でも同じだな、と思ったよ。










また、彼はこんなことを言っていた。










あきらめてもいい。と。










あきらめるとは、明らかに見極めることであって、

断念することではない
、と。









実際、彼は26歳で単独ヨット世界一周を成功させるまで、

2回のリタイアを経験している。




もう、どうしようもなく、悔しかったのと、

応援してくれている人に顔向けできないって思ったらしい。









なにしろ、3度目の出航まで、みんなに顔をあわせないように

「ひきこもって」たんだって。






事実、世界一周を成功させて帰ってきたときは、


世界一周を成功させた喜びよりも、

…これでみんなに顔を向けられる、

面と向かってお礼が言えると、

ほっとしたらしい。








だから、
今でも当時の「あきらめた」ときの映像を見ると、悔しい気持ちがこみあげてくるらしい。






さらにそれだけではない。



5オーシャンズにエントリーするまでの数年の間に、


様々なレースへの参加を「あきらめた」









シーマンは、SOSを出す前に、自分で判断して、

(無事に生きて自力で)戻ってくることが、ルールだと。











…それは、弟子入りした師匠が、



最後に挑戦した世界一周レースの途中で命を落としたのを、


サポートスタッフとして参加していた一員として、


目の当たりにしたことも、関係するのかも、しれません。。。







あきらめるとは、断念することじゃなくて、

あきらかにみきわめること。









格好悪くても、引き返す勇気。


みんなに迷惑をかけても、一旦中止する決断。



それによって夢を断念しないという選択をし続ける信念。










私も、今まで幾度となく、ジュエリーの道を中断してきた。




そしてみんなに迷惑もたんさんたくさんかけた。


(…今でもかけてるな~)





でも、それで断念せずに、今もなお、色んなアプローチで挑戦し続けてるよ。


あきらかにみきわめたんだもん。





    …う~ん、そういうと格好よすぎ。

     私の場合は見極めた…っつーより、

     あきらめきれずに、手を買え品を買え、続けてるだけのような気が・・・・・


     あ、私のことはおいといてっと。














明らかに見極める男、白石康次郎さん。





彼もまたHEROだね。







そして、世界で一人しかいない宝石だ。















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Posted by ジュエリーセラピスト・マキ at 11:26│Comments(2)リスペクト
この記事へのコメント
>ヨットに乗っていて一番簡単なのは、「死ぬこと」だと

うーん!重い!!!!


>シーマンは、SOSを出す前に、自分で判断して、
>(無事に生きて自力で)戻ってくることが、ルールだと。


自分をほんとに信頼してないと、見極められないですよね。
すごい。
Posted by bluebear at 2007年09月21日 12:41
bluebearさん へ

いつも死を意識しながら生きている人の言葉は、
一言一言が重いよね~

自分に対する責任と、そして信頼って、
私達にも、とても必要なものだと教えてくれる
彼の生き方です。
Posted by ジュエリーセラピストマキ姉 at 2007年09月22日 10:45
 
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