2007年10月10日

心のとげ抜き。その3

さてさて、前回からの続きです。


いきなりここを開いた方はまずこっちを読んでね!

心のとげ抜き。 その1


心のとげ抜き。 その2










私の中に、必ず彼女を引き寄せる要因があったはず…




私は彼女の中に、自分の何かを映したはず…






はい、今日はさっさと進みますよ~







で、まず、

過去に同じ様な体験をしたことがないか、
「心当たり」がないか、
探ってみたんです。






すると、






すぐに見つかりました。








それは、

私がジュエリーの道に入るきっかけとなった
宝石店での事。





約一年半をかけて、
割引セール、店舗改装と称した店じまいセールでしか、
売り上げを確保できなかった宝石店の
意識改革をなんとか果たし、

定価販売にまでもっていき、
クリスマスは私のバイイング、
そしてサプライズギフトパッケージ作戦で、
見事な売り上げ結果を出し、

危機的状況を打破するために、
店舗移転を見事にやってのけ、
そしてリニューアル。



当時にしては早すぎるショップでしたが、


お客様にとっては、


まさに「待ってました!」という感じで、
わりとすんなり順調に顧客がついていきました。


すぐにリピーターも出てきました。










…ですが、




そこまでにするのに、


正直、本当に苦労したんです。





入社して、高額商品をすぐに売り上げを上げとたん、
(これはたまたま…だったんだけどね)
もともといたスタッフから、いきなりバッシング。

(…きっと、自分より売り上げをあげちゃったから、
脅威に感じたのかな~)


さらにそれはヒートアップし、



店内では
「あの人がいい場所をとっているから、私の売り上げが上がらない」と
上部に苦情がいき、

奥でひっそりと立っているよう命じられたこともあった。



↑ただ、奥はダイヤとブライダルのショーケースがあり、
結局は、そこで接客をするハメとなり、
かえって売り上げを伸ばしちゃった私。



あはははは~


当然、バッシングの嵐は加速するわな★







社長にひいきされたいるだの、



はてまた愛人だの、



ウワサがウワサを呼び、





とうとう事務の女の子には、


「あなたが触ると汚い」とまで言われるようになった。









まぁ、しゃ~ないわ。





代替わりで社長が連れてきた子だからね~。。。



しかも、このギョーカイとは違うとこからつれてきたんだもんね。





また、ショップの今後を、
社長とよく話したり、


バイイングのため、展示会とかに連れて行ってもらったりするから、




そりゃ~、ウワサの妄想は膨らむよね。








でもね、私、

私と社長が組んで改革してたのはね、


カンフル剤を打ち続けていた、瀕死の会社の内部を建て直し、
利益がちゃんととれるためのことを考えてたんだよ~。



結果的には、あなたたちのお給料がアップしたり、

ボーナスがちゃーんともらえるようになったり、

もっと楽しく働けるようなお洒落なショップに変革させたり、

さらにはお客様にとって良いお店を作ろうとしてたんだよ~。







ただ、20代後半の私には、

ちょっと重いお役目でさ、

まだまだ子供だったのに、


高卒で社会に出て10年くらいで、
ちょっぴり社会のことも分かった気になってたり、

仕事も覚えて、ちょっと自分の力を過信したりしててさ、


状況も、
ゆるやかに改革、なんてしている場合じゃなかったし、

なかば強引だったこともあるわさ。






自分がまだ未熟だったから、
(今でも未熟だなぁ~)

周囲とのコミュニケーションが上手くとれず、

また自己開示も下手くそでさ
(…それは今でもそうだけど~ 汗っっっ)

さらに、正しいことを優先したから、



余計に摩擦が生じたんだよね。。。。





反省。







ま、そんな状況の中で、

ショップをリニューアルさせたある日、







地方のテレビ局から取材のオファーを受けたのよ。






でもね、その取材の日が、私がお休みの日でさ。










社長がはりきって出演し、

しかも、自分がここまで全部やってきた~



…みたいなことを番組内で発言し、







え゛え゛え゛え゛え゛え゛~~






確かに仕入先は一緒に探したけどさ、


具体的に商品をピックアップしたりしたのは私ぢゃ~ん

レイアウトとか、ディスプレーとか、
コンセプトを考えたり、
核となるアイディアを出したのは、私じゃ~ん!!!!






そりゃないよ~~~~








…と、手柄を独り占めされた気がしたの。











だって、「あなたが触ったものは汚い」とかまで言われたり、


店内では「接客するな」発言をされたり、


ひいきされてるとか、愛人だとか、

さんざん言われてきたのを、



ただ黙ってじっと結果を出すまで、

ここまでこらえてきたのに。。。。。






売れる魅力のある商品を抜いてきたのは私だよ~!!!!

コンセプトとか、そーゆーのを考えたのも、私だよ~ん!!!







お手柄独り占めって、そりゃないよ~







なんか、それがすごくすごくショックで、







結局、その半年後、

お店にお客さんがついてきたのを見届け、

あっさり退社したんですわ。






もちろん、彫金の勉強をもっとしたくなったのもあるけれど、





ぶっちゃけ





リストラでかろうじて残った女の子たちとは
深い溝が埋まらず、




がんばってリニューアルにこぎつけたショップは、
社長がお手柄独り占めだし、




もう、そこでがんばる気持ちがなくなってしまったのよね。。。






私、がんばりすぎて燃え尽きたのでごじゃります。














で、






つい数日前に会った女性に、






ジュエリーとセラピーってどういう風に融合させたんですか?
との質問に、




またそ時の感情を引きずっていたせいか、





誰かに「横取りされるんじゃないか?」と

強い警戒心を抱くほどの相手でもないのに、




この子、
ただでいいとこ取りする気なのかしらん?と、


嫌な感情を抱き、




いぢわるおばちゃん的質問を彼女に投げかけた…ってわけよ。






もちろん、彼女にも、
私を引き寄せる理由があり、

私に説教される必要があって、やって来たと思うんだけどね。










感情を過去に深く掘り進めると、

こんな意外なことが出てくるのよ~~






「感情」って、面白れ~~~☆






その時の気持ちって解決したつもりだったのにね~


ちょっと小さなとげが残ってたみたい。。。














ま、そんな私ですが、



その当時の私のまま…じゃあ、あ~りません。





しかも、今じゃ、せらぴすと~♪








はいはい、ここできちんと心のとげ抜きしましょうね~














もし、あなたにも、
過去に嫌な出来事があった時の処置も同じです。












まずは、深呼吸して、心を静めて、
真っ白いスクリーンをイメージします。






また、そういうイメージが苦手な方は、


白いノートを用意してもいいですね~。










そして、その嫌な出来事を、
今からスクリーンの中で再現させます。




白いノートには、
そのノートの中に書かれてあって、
それを読み直すようにしてみてください。








もし、途中で、自分自身がその「嫌な思い出」を
リアルに体験しているように思い出し、
体験してしまっていることに気づいたら、


スクリーンないしは白いノートの中から抜け出して、

客観的に見ていることを思い出してください。








※解決していない場合は、
今でも自分が主人公になって再現して再度体験してしまいますから
注意してねん。








そして、
その出来事を第三者として見るんです。





大きなスクリーンで見るのが辛いなら、
スクリーンを小さくしたり、

また、古い映画のように、モノクロにしたり、

聞こえてくる音を小さくしたりしてくださいね。







そして、その出来事を一部始終見終わったら、

再生ボタンを押したまま、
巻き戻すように、



その出来事を逆回転させて、




今度は、「こんなふうに対応できたらよかったのに」

「本当はこんなふうに言ってほしったのに」

…などと、

実際に起きた出来事を、

自分にとって好ましい状況に演出を変えて、



もう一度再現してください。





そう、あなたの気がすむまで、


何度も巻き戻して、
その出来事を再生するように、
好ましい状況へと「上書き」するんです。












さて、その結果、






以外や以外、







お手柄一人占めじゃ~ん!!!!

…とショックを受けた出来事をスクリーンに再現して
気づいたこと。。。







私が休みを返上、または違う日にシフトを換えて
番組に出演することも出来た気がしてきたんです。。。




…もしかしたら、社長にそんなふうにすすめられたかもしれません。



ただ、
当時の私は精神的にへとへとで、
休みを返上したり、チェンジすることすら
したくなかった…

…んです。。。






社長が、はりきって出演したのは、

他の社内の子では、このコンセプトを伝えられないし、

私がへとへとなのを見て、


私のぶんまではがんばろうとしてくれてたのかもしれません。。。






もし、そうでなかったとしても、


社長として、自分が神経をすり減らすような
資金繰りをして、
ようやくリニューアルさせた理想の店です。


はりきって出たくなるのも、無理ありません。。。












はは~ん、


そういうことだったんだ~。。。。








…いえ、


…ということに気づいてはいたものの、

きちんと上書きしてなかったです。。。







なんという不覚  笑







そして、その時に抱いた
「自分がやっていることを横取りされるんじゃないか?」
という不安が、

彼女を引き寄せたのかと、思うんでございます。。。











これにて一件落着~








…と思いつつ、








もしかしたら、さらに過去にも
何か「盗られる」という「恐れ」を抱いてなかったかな~?
と、




念のため、掘り進んでいくと、








あっっっっっ





まだある!!!!!!












きょえ~













まさかここにたどり着くとは・・・・・









それはまた次回だす!



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Posted by ジュエリーセラピスト・マキ at 14:26│Comments(0)ココロのお話
 
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